セルフコーチングの自己点検〜「変化が感じられない!モチベーションが下がっている!」と感じたときの3つのポイント

セルフコーチングを実践していく中で、「変化が感じられない」「モチベーションが上がらない」というモヤモヤする気持ちになることはないでしょうか?今回は、そんな時の自己点検の仕方を3つのポイントに絞ってご紹介します。自己点検後には、またグッとモチベーションの高まりを感じてくると思います。

ポイント①:ゴール設定の確認

まずはなんと言ってもゴール設定の確認です。ゴールがなければ、ホメオスタシス(現状維持のバイアス)が働き「今日は昨日の延長、明日は今日の延長」と同じ毎日の繰り返しです。

仮でいいので、ゴールを設定しましょう。ゴールを設定する際のポイントは「自分に正直になること」です。本当は心の底からやりたい訳ではないのに、世の中の目線を考慮して設定したゴールは、情動が伴わないためなかなか行動につながりません。

ゴールは人に言うわけではないので、自分が心から達成したいものを設定しましょう。ただし、そのとき設定したゴールで立ち止まらずに、抽象度を高める意識が大切です。

ゴールが直ぐに思いつかない場合は、ゴールを考える時間を作りましょう。そして、気分の上がるお気に入りのペンとノートを準備して、ゴールを思いついた順にどんどん書き出してみましょう。一度ペンが走り出すと、考えるよりも先にスラスラと書き出している状態になると思います。

ゴールを書き出すときには、バランスホイールを参考にすると書きやすいです。

ゴールは一度設定しても終わりではなく、設定してからがスタートです。日々の生活の中で、自分の考えは変化します。そして、ときには設定したゴールがしっくりこなくなってくることも多いです。

自分は今設定しているゴールに対して情動が前向きに働いているか?常に観察しましょう。もし、情動が湧き上がらないようなら、ゴールを見直すタイミングです。

ポイント②:コンフォートゾーンの確認

次のポイントはコンフォートゾーンの確認です。コンフォートゾーンとは、簡単に行ってしまうと自然な状態です。仕事であれば負荷なくこなせる内容であったり、収入であればいつもこれくらいと思っている金額であったり、人間関係であれば行動範囲・考え方・バックグランドが類似しているような人との付き合い、のようなものです。

コンフォートゾーンは2つあります。一つはゴール側のコンフォートゾーン、もう一つは現状のコンフォートゾーンです。現状のコンフォートゾーンをゴール側のコンフォートゾーンと一致することができれば、ゴールは自然と達成していきます。

変化が感じなれない時は、「現状のコンフォートゾーンの中でのみ」行動している可能性があります。いくら現状の中で行動しても、結局は同じ日々の繰り返しです。ゴール側のコンフォートゾーンへ、現状を変えていく必要があります。

しかし、ゴール側のコンフォートゾーンは、なったことがないため、明確には分かりません。そのため、ゴールを達成したらこんなことがコンフォートゾーンになっているだろうと想像したり、ゴール側のいる人の言動をみて参考にしたりすることで作りあげていきます。

また、コンフォートゾーンは定量的に示される訳ではないので、自分の現状のコンフォートゾーンはどうか?というものは把握しづらいです。これについては、セルフトークを観察する事がヒントになります。

これは「セルフトークがセルフイメージを作り、セルフイメージがコンフォートゾーンを作る」という一連の流れに基づいています。

例えば、仕事で何かに取り組もうとしたときに、「これならできる」「これは無理だな」などと心の中でセルフトークをしているなら、まさしくそれが今の仕事に関するコンフォートゾーンのを反映しています。

もし、ゴール側なら達成している仕事であろうと仕事に対して、「これは無理だな」と思って避けているなら、それは変えていかなければなりません。

しかし、“無理やり”は禁物です。無理にその仕事をしようとしても、プッシュ・プッシュバックが働き、しないような状態を創造的に作り出すことにつながります。

先ずは、意識にあげて、自分の現状のコンフォートゾーンを認識しましょう。「あー、自分はこれはできないと思ってるんだな」。だからゴールが達成できていないのかと。

認識できた次は、内面を変えていきます。「今できないと思っていることを、できている自分」に変えていきます。アフォメーションを使って「できている自分」をイメージの中に刷り込んでいきます。それと並行して、「できない」というようなセルフトークが湧き上がってきたら、「できる、できている」とセルフトークを置き換えていきます。

内面が変わってくれば、「いつもは断ってるけど、今回はちょっとやってみようかな」という気持ちが自然と湧き上がってくるものです。そして、何回かそれを実際に体験すれば、今までは現状の外だったものが、いつも間にか現状のコンフォートゾーンとなっているでしょう。

人はコンフォートゾーンの中で最大限のパフォーマンスを出せます。自分が活躍したい舞台で、最高のパフォーマンスが出せたらどんなに気分がいいことか、想像するだけでワクワクしてきます。

ポイント③:セルフ・エスティームの確認

ゴール、コンフォートゾーンに加えて「セルフ・エスティーム」も変化を促す上で大切な要素です。セルフ・エスティームとは「自己の能力の自己評価」です。

セルフ・エスティームは、ゴール達成に向けての「土台」や「基礎」のようなものです。セルフ・エスティームが下がり、自分は能力がない人間だと思ってしまうと、土台がぐらつき、ゴールに向かって上手く走ることができなくなります。

そのため、変化が感じないと思ったり、モチベーションが上がらない、と思ったときは、一度、自分のセルフ・エスティームが下がっていないか確認してみることをお勧めします。

また、セルフ・エスティームは「ゴール設定」をするにも重要な働きをします。

セルフ・エスティームが低いと、自分には価値がないと思うので、抽象度の高いゴールを考えるのも難しくなってきます。建物で考えると、1階から周囲数メートルをみているような状態です。

一方で、セルフ・エスティームが高まると、もっともっとと、より高い目標を設定できるようになります。これは、東京を見渡せる高層ビル、はたまた地球を見渡せる国際宇宙ステーション、のような高い視点から世の中をみているような状態です。

自分が価値を提供できる場所をもっと求める。承認欲求ではなく、内から外へ価値を出すことを楽しむ、という感覚になれば、自然とゴール自体の更新も早まり、モチベーションも高まってきます。

最後に

今回は、セルフ・コーチングを実践中に変化が感じないと感じたときについて、「ゴール・コンフォートゾーン・セルフエスティーム」の3つの視点での自己点検について書いてみました。もちろん、コーチングおいては、「自己のゴール達成に関する自己評価」であるエフィカシーを高めることが一番大切である、ということは言うまでありません。今回の3つのポイントをしっかりと押さえていけば、結果としてエフィカシーが上がります。

もしセルフコーチングで悩んでいる場合は、一度立ち止まって、自己点検をしてみてください。ゴールは目指すものではなく、達成するためにあります。そして達成できます。前に進んでいきましょう。

Posted by akama